【文庫本】篠原悠希(2017)『後宮に日輪は蝕す:金椛国春秋』KADOKAWA
※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。
作品情報
著者:篠原悠希発行年月日:2017年11月25日
出版社:KADOKAWA
|
感想
★★★☆☆図書館本
図書館の返却期限が迫っているので簡単感想で。
シリーズ第1作目の感想で韓ドラ『宮廷女官チャングムの誓い』みたいと書きましたが、今回は脈診や鍼治療まで出てきて、ますますチャングム……!と思いました(笑)
遊圭は皇帝の主治医にはならなかったけど。
可憐な少女のようだった1作目の頃から、背も伸びて体つきもだんだん男らしくなってきた遊圭。
女装するのも限界か……!?と、ハラハラし通しでした。
でも、それを隠すために火傷の細工をしたのには萎えたな。ハリウッド映画かよ( ̄▽ ̄)
いくらファンタジーでも、古代中国をモチーフにした世界に現代の技術を持ち込まれるとモヤモヤします。
そういえば「ばけもの好む中将」シリーズも、高枝切りばさみに激萎えして読むの止めたんだったなーと、ふと思い出しました。
それにしても、遊圭は族滅法のせいで過酷な運命に翻弄されることになったわけですが、法の廃止は案外あっさりでしたね。
廃止を巡って紆余曲折があると思っていたのになんだか拍子抜け(^^;)
ま、遊圭は男に戻れて良かったですね。
次巻からはお家復興に向けて動き出すのでしょうか?楽しみです。
にほんブログ村
↓「金椛国春秋シリーズ」感想
『後宮に星は宿る』
『後宮に月は満ちる』
『後宮に日輪は蝕す』
『幻宮は漠野に誘う』
『青春は探花を志す』
『湖宮は黄砂に微睡む』
『妖星は闇に瞬く』
『鳳は北天に舞う』
『臥竜は漠北に起つ』
『比翼は万里を翔る』
外伝『月下氷人』