【文庫本】篠原悠希(2020)『鳳は北天に舞う:金椛国春秋』KADOKAWA
※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。
作品情報
著者:篠原悠希発行年月日:2020年1月25日
出版社:KADOKAWA
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感想
★★★☆☆図書館本
そっか。才人は妃嬪には数えられないのか。
てっきり蔡才人の正体が王容華なのかと勘ぐっていました。見当違いも甚だしいですね(^^;)
それにしても……
今回、妃嬪を監視する「耳」という女官の存在が明らかになったわけですが。
ちょっと唐突すぎません?
しかも「耳」は夜伽免除って……都合良すぎでしょ( ̄▽ ̄)
と、萎えてしまいました。
いや、玄月と小月のことはそりゃ気の毒だと思うけどさ。
玄月が自分で言ったように、後宮の女性は全て皇帝のものなわけで。
「耳」を務めていると言ったって、女官である以上、いつ皇帝の寵愛を受けたっておかしくはないでしょうよ。
まして、小月は下っ端女官ではなく才人の位にあったわけだし。
玄月は好きなキャラだけど、何も悪くないのにいきなり玄月にキレられた陛下に同情してしまいました。
陛下の子を産めば蔡才人にとっては出世のチャンスなんだし、無事に出産してほしいですね。
緑牌の件は、案外、玄月を見限った蔡家の仕業じゃないの?と思ったのですが、これもハズレでした(^^;)
そしていつまでも明々と祝言を挙げられない遊圭、かわいそうに(笑)
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↓「金椛国春秋シリーズ」感想
『後宮に星は宿る』
『後宮に月は満ちる』
『後宮に日輪は蝕す』
『幻宮は漠野に誘う』
『青春は探花を志す』
『湖宮は黄砂に微睡む』
『妖星は闇に瞬く』
『鳳は北天に舞う』
『臥竜は漠北に起つ』
『比翼は万里を翔る』
外伝『月下氷人』