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日本の弱腰外交を突きつける一冊――原博文『私は外務省の傭われスパイだった』(茅沢勤訳)

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タイトルからして衝撃的。 「スパイもののノンフィクション?ちょっと小説っぽくて面白そう」くらいの軽い気持ちで読み始めましたが、読み進めるうちに全然そんな軽い話ではないと息をのみました。 筆者は中国残留孤児2世で外務省の元対中国スパイ。 96年に中国国家安全省に逮捕され、懲役8年の判決を受けた。外務省は彼を見捨てた。 「日本のスパイ活動」と「中国の監獄」という数奇な実体験の書き下ろし。 ( Amazon.com より引用) 作品情報 『私は外務省の傭われスパイだった』 著者:原博文 翻訳:茅沢勤 発行年月日:2008年5月19日 出版社:小学館

教養ある悪口のすすめ――堀元見『教養悪口本』

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悪口繋がりで読んでみたら、この本にも中原中也の「青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって」が出てきて笑った。 (関連記事: 天才たちのレスバ合戦が面白すぎた――彩図社文芸部編『文豪たちの悪口本』 ) インターネットに氾濫する悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。「こいつ無能。死ね」というツイートを見て、楽しい気分になる人はいない。「こいつ無能」と言いたくなった時は、代わりに「植物だったらゲノム解析されてる」(本書14ページ)と言おう。周囲も「えっ、何? どういうこと?」と興味を惹かれるだろうし、生命科学の発展に思いを馳せる良い機会になる。 不快さを、楽しさや知的好奇心に変えられるのが、「正しい悪口」の効能なのだ。 僕はこれを「インテリ悪口」と称して、インターネットに書き溜めてきた。<略> 皆さんが何かをバカにしたくなった時、本書を活用してほしい。僕が可能な限りの知性とユーモアを詰め込んだ「インテリ悪口」を使ってほしい。 嫌なことがあった時、インテリ悪口を使うことで、溜飲も下がるし、笑い飛ばすこともできる。ちょっとだけ勉強にもなると思う ( Amazon.com より引用) 作品情報 『教養悪口本』 著者:堀元見 発行年月日:2021年12月30日 出版社:光文社

【文庫本】原田ひ香(2021)『サンドの女 三人屋』実業之日本社

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:原田ひ香 発行年月日:2021年2月15日 出版社:実業之日本社 朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――志野原家の美人三姉妹が営む「三人屋」は、朝日の就職を機に、朝の店を終了、業態を転換することになった。朝日が出勤前に焼いたパンを使い、まひるが朝からランチ時まで売る自家製の玉子サンドイッチが、見映えも良くおいしいと大評判に。かたや長女のスナックは、ラプンツェル商店街で働き、暮らす人々のサロンとしてにぎわっている。ゲイの青年、売れない作家、女泣かせのスーパー店長など、ワケあり常連客たちが夜ごと来店、三姉妹の色恋沙汰を肴に、互いの悩みを打ち明けあったり、くだを巻いたり…悲喜こもごも、味わい深い人間模様を描く大ヒット小説『三人屋』待望の続編!心も体もくたくたな日は「三人屋」の新名物「玉子サンド」を召し上がれ! ( Amazon.com より引用)

【単行本】東野圭吾(2005)『容疑者Xの献身』文藝春秋

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:東野圭吾 発行年月日:2005年8月30日 出版社:文藝春秋 累計290万部突破。直木賞を受賞した大ベストセラー!天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。福山雅治主演で2008年に映画化され、堤真一、松雪泰子の熱演も話題になった。 ( Amazon.com より引用)

【新書】深水黎一郎(2007)『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』講談社

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ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ! (講談社ノベルス) ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:深水黎一郎 発行年月日:2007年4月5日 出版社:講談社 新聞に連載小説を発表している私のもとに一通の手紙が届く。その手紙には、ミステリー界最後の不可能トリックを用いた「意外な犯人」モノの小説案を高値で買ってくれと書かれていた。差出人が「命と引き換えにしても惜しくない」と切実に訴える、究極のトリックとは?読後に驚愕必至のメフィスト賞受賞作。  ( Amazon.com より引用)