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仇討ちの作法に詳しくなれるかも!?――永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』

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映画が面白かったので原作小説も読んでみました。 結末を知っている身からすると、木挽町の人たちの過去語りが長いな…と、途中まで正直ちょっと退屈だったのですが、映画では語られなかった部分も描かれていたので(単に私が見落としていただけかもしれないけど)、読んで良かったです。 雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたのは作兵衛の首級。その二年後。事件の目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。彼らは皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。 ( Amazon.com より引用) 作品情報 『木挽町のあだ討ち』 著者:永井紗耶子 発行年月日:2025年10月1日 出版社:新潮社 ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。

コンプライアンス中毒の正体は脳にあった――中野信子『咒の脳科学』

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内容は面白かったし、自分の中の価値観を見直すきっかけにもなったのだけど。 正直なところ、咒とはあまり関係なかったような…? なぜ、私たちは、周りの言葉にこんなに苦しんだりするのでしょう? 人を息苦しくさせる――SNSにあふれる呪いの言葉、病気にもしてしまう暗示。刷り込まれる負けグセ。 脳を中毒にする――イケニエを裁く快楽、罰を見たい本能や正義という快感。ウソつきの遺伝子がモテる。 知りたくなかった現実――男のほうが見た目で出世、女はここまで見た目で損をする。脳に備わっていたルッキズム。 私たち人間の社会は咒(まじない)でできていると言って過言ではないのです。 なぜなら言葉が、意識的と無意識的とにかかわらず人間の行動パターンを大きく変えてしまう力があるから。 人間関係や仕事、人生の幸不幸も、あなたを取り巻く社会の空気さえ。 そして今SNSがひとりひとりを孤立させ、言葉はいっそう先鋭化しています。 正義や快楽に中毒する脳そのものが、そもそも人間社会を息苦しくする装置です。 本書の役割は、脳にかけられた咒がどのようなものかを知らせ、解放することにあります。 ( Amazon.com より引用) 作品情報 『咒の脳科学』 著者:中野信子 発行年月日:2025年3月4日 出版社:講談社

【単行本】夏山かほる(2021)『源氏五十五帖』日経BP、日本経済新聞出版本部

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:源氏五十五帖 発行年月日:2021年2月10日 出版社:日経BP、日本経済新聞出版本部 不朽の名作「源氏物語」は実は未完であり、秘された最後の一帖は時の最高権力者を窮地に陥れる物語ではないか。生前の紫式部が存在を秘して没した「五十五帖」とは果たして……宮中の陰謀に物語が切り結ぶ時をスリリングに描き、多くの書評に取り上げられた昨年の第11回日経小説大賞受賞作『新・紫式部日記』には続編があった。「源氏物語」に残された最大の謎という大胆不敵なフィクションである。主人公は菅原孝標女(作中では、更級)。藤原道長から「五十五帖」の探索を命じられるが、同行を命じられるのが宮中に仕えていた紫式部の娘、賢子。田舎育ちで父から与えられる物語に耽溺して成長した更級と、物語づくりに忙しい母にかまってもらえなかった賢子が幻の「源氏物語」を探していく過程で、紫式部がどういう人間であったか、「源氏物語」はいったいどのような物語であったかが浮き彫りにされていく。豊かな学識から紡ぎ出された"古典文学ミステリー"の秀作である。 ( Amazon.com より引用)

【単行本】中島敦+ねこ助(2020)『山月記』立東舎

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中島敦 絵:ねこ助 発行年月日:2020年4月17日 出版社:立東舎 中島敦の『山月記』が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き本シリーズでは新美南吉『赤とんぼ』を担当する大人気イラストレーターねこ助によって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第15弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。 ( Amazon.com より引用)

【単行本】中山七里(2020)『合唱 岬洋介の帰還』宝島社

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中山七里 発行年月日:2020年5月1日 出版社:宝島社 幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した“平成最悪の凶悪犯”仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし、取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還する―!! ( Amazon.com より引用)

【単行本】中山七里(2020)『夜がどれほど暗くても』角川春樹事務所

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中山七里 発行年月日:2020年3月18日 出版社:角川春樹事務所 人間の不幸に底はないのか?水に落ちた犬は叩かれ続けるのか?息子の殺人疑惑で崩れ去った幸せ―。スキャンダルとネットの噂に奪われた家族。だが男は諦めなかった―。 ( Amazon.com より引用)

【文庫本】中野京子(2018)『名画の謎:対決篇』文藝春秋

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中野京子 発行年月日:2018年8月10日 出版社:文藝春秋 そっくりの構図で裸婦を描いた2枚。片や絶賛され、もう一方は物議をかもした。その理由は?絵画監賞に新たな視点を提示した著者による人気シリーズ第4弾は、様々な名画たちが対決。ピカソとルノワールが同じテーマで描いた2枚、美しき肖像画の王妃たち、父の悲哀、性愛の絶頂をめぐる情熱…。絵画の世界は広く奥深い! ( Amazon.com より引用)

【単行本】中山七里(2019)『もういちどベートーヴェン』宝島社

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中山七里 発行年月日:2019年4月3日 出版社:宝島社 司法修習生・岬洋介は、無罪を証明できるのか?動かぬ証拠がありながら、夫の殺害を否認する妻。司法試験トップ合格の司法修習生・岬洋介は取り調べに立ち会い…?“どんでん返しの帝王”中山七里が描く、天才ピアニストの司法修習生時代! ( Amazon.com より引用)

【文庫本】永井路子(1986)『この世をば(下)』新潮社

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この世をば〈下〉 (新潮文庫) ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:永井路子 発行年月日:1986年9月25日 出版社:新潮社 30歳で一躍トップの座に踊り出た道長は、兄道隆の子伊周の排撃にも成功した。そして娘の彰子を一条帝に入内させ、やがて待望の男子が生まれる。かくて一手に権力を握った道長は、抜群の平衡感覚で時代を乗り切り、“望月の世”を謳歌する―。“権力の権化”という従来のイメージではない、人間味溢れる平凡な男としての藤原道長を描き出し、平安貴族社会を見事に活写する歴史長編。 ( Amazon.com より引用)

【文庫本】永井路子(1986)『この世をば(上)』新潮社

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この世をば〈上〉 (新潮文庫) ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:永井路子 発行年月日:1986年9月25日 出版社:新潮社 藤原兼家の三男坊に生まれた道長は、才気溢れる長兄道隆、野心家の次兄道兼の影に隠れ、平凡で目立たぬ存在であった。しかし姉詮子の後押しで左大臣の娘倫子と結婚して以来運が開け、いつしか政権への道を走り始める―。時代の寵児藤原道長の生涯を通し、表面は華やかな王朝の、裏に潜む様々な葛藤と、“王朝カンパニー”とも言うべき素顔の平安朝をあざやかに照らし出した力作長編。 ( Amazon.com より引用)

【単行本】中山七里(2016)『どこかでベートーヴェン』宝島社

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どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ) ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中山七里 発行年月日:2016年6月8日 出版社:宝島社 ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、高校時代に起きた殺人事件のことを思い出す。岐阜県立加茂北高校音楽科の面々は、九月に行われる発表会に向け、夏休みも校内での練習に励んでいた。しかし、豪雨によって土砂崩れが発生し、一同は校内に閉じ込められてしまう。そんななか、校舎を抜け出したクラスの問題児・岩倉が何者かに殺害された。警察に疑いをかけられた岬は、素人探偵さながら、自らの嫌疑を晴らすため独自に調査を開始する。 ( Amazon.com より引用)

【単行本】中山七里(2013)『いつまでもショパン』宝島社

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いつまでもショパン (『このミス』大賞シリーズ) ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中山七里 発行年月日:2013年1月24日 出版社:宝島社 ポーランドで行なわれるショパン・コンクールの会場で、殺人事件が発生した。遺体は、手の指10本が全て切り取られるという奇怪なものだった。コンクールに出場するため会場に居合わせたピアニスト・岬洋介は、取り調べを受けながらも鋭い洞察力で殺害現場を密かに検証していた。さらには世界的テロリスト・通称“ピアニスト”がワルシャワに潜伏しているという情報を得る。そんな折、会場周辺でテロが多発し…。 ( Amazon.com より引用)

【単行本】中山七里(2011)『要介護探偵の事件簿』宝島社

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要介護探偵の事件簿 ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中山七里 発行年月日:2011年10月21日 出版社:宝島社 反骨精神をモットーとする香月玄太郎は、不動産会社を興し一代で成功を収めた社長。下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者。ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中から、死体が発見された。完全密室での殺人。お上や権威が大嫌いな玄太郎は、警察が頼りにならないと感じ、介護者のみち子を巻き込んで犯人捜しに乗り出す! ほか、高齢者ばかりを狙う通り魔の謎や、銀行強盗犯との対決など、要介護探偵の名推理が冴え渡る連作短編集。 ( Amazon.com より引用)

【文庫本】中山七里(2011)『おやすみラフマニノフ』宝島社

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おやすみラフマニノフ (宝島社文庫) ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中山七里 発行年月日:2011年9月20日 出版社:宝島社 秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励む。しかし完全密室で保管される、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれた。彼らの身にも不可解な事件が次々と起こり……。ラフマニノフの名曲とともに明かされる驚愕の真実!美しい音楽描写と緻密なトリックが奇跡的に融合した人気の音楽ミステリー。 ( Amazon.com より引用)

【単行本】中山七里(2010)『さよならドビュッシー』宝島社

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:中山七里 発行年月日:2010年1月22日 出版社:宝島社 ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する――。 ( Amazon.com より引用)