【単行本】ジャック・ルヴロン(2019)『ヴェルサイユ宮殿 影の主役たち:世界一華麗な王宮を支えた人々』(ダコスタ吉村花子訳)河出書房新社
※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。
作品情報
著者:ジャック・ルヴロン訳者:ダコスタ吉村花子
発行年月日:2019年4月20日
出版社:河出書房新社
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感想
★★★★★図書館本
ベルばらファンなもので、第18章のタイトル「ルイ16世の錠前師フランソワ・ガマン」に心躍りました。
ガマン先生じゃないですかー!\(^o^)/
ルイ16世のセリフで名前のみ登場するガマン先生。そんな彼がどんな人生を送っていたのか知ることができて、とても興味深かったです。
ガマン先生に限らず、歴史上は無名の人々でも、大きな役割を担っていたんだということがこの本を読むとよく分かります。
ベルばらで、オスカルがロザリーに「ベルサイユ自体がひとつの大きな町なのだ」と解説していたけれど、本当にその通り。
「ヴェルサイユ」と聞けばまず宮殿を思い浮かべるところでしょうが、宮殿と町、そして聖職者や貴族から庶民までヴェルサイユに住む全ての人々が一体になって歴史を作り上げてきたんだと思い知らされました。
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