【文庫本】田中芳樹(2012)『王子二人:アルスラーン戦記2』光文社


※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。

作品情報

著者:田中芳樹
発行年月日:2012年8月20日
出版社:光文社
辛くも死地を脱出したアルスラーン王子ら一行は、味方の兵力が集結する国境城塞へと向かう。追っ手をかわすため三組にわかれた彼らに、ルシタニア軍、そして銀仮面の男とその配下が襲いかかる。過酷な逃避行の先に待つ運命は?さらに、パルス王国の存立を揺るがしかねない王家の血の秘密が明かされようとする…。超絶スペクタクル・ロマン第二弾。 (Amazon.com より引用)


感想

★★★★★
図書館本

アルスラーンのピンチに駆けつけたアズライールとキシュワードの頼もしさ!
カッコよくてシビれましたよ~~
「ヤシャスィーン!」

この巻では、キシュワードが味方に加わったほか、アルスラーンとエラムの間に友情らしきものが芽生えたのも良かったなあ。
それもこれも、アルスラーン王子の純粋さ故ですよね。

そんな心優しいアルスラーン……
一体誰の子なんだ!?( ;∀;)

国王と王妃、どちらにも似てないってことは、国王どころか王妃の子ですらない可能性大ですよね。
オスロエス5世の子でもないことは確実なようだし……となると先々代か、もっと前のパルス国王の傍系?あるいは他国の王族?
ま、まさか人買いから買ったどこの誰とも分からない子、だったりしないよね( ̄▽ ̄)

そして私、ヒルメスの正体も怪しいなーって思ってるんですけど……
だって顔に火傷の痕なんて、ミステリーなら入れ替わりトリックの定番じゃないですか(;^ω^)
銀仮面の男は自分をオスロエス5世の子・ヒルメスだと思い込んでいる狂人だった、なんてオチじゃないですよね?

アニメではアルスラーンの出生について、詳細を明かさぬまま死んでしまったバフマンですが、小説では生きている!Σ(・□・;)
とりあえずはシンドゥラ軍を追い返さないといけないから追及は後回しだろうけど……どうするんだろう?
早く続きが読みたい!

そういえば、ルシタニアの王弟・ギスカールの苦労人っぷりが面白くて好きです(笑)



↓「アルスラーン戦記」シリーズ感想
『王都炎上:アルスラーン戦記1』
『王子二人:アルスラーン戦記2』
『落日悲歌:アルスラーン戦記3』
『汗血公路:アルスラーン戦記4』
『征馬孤影:アルスラーン戦記5』
『風塵乱舞:アルスラーン戦記6』
『王都奪還:アルスラーン戦記7』
『仮面兵団:アルスラーン戦記8』
『旌旗流転:アルスラーン戦記9』
『妖雲群行:アルスラーン戦記10』
『魔軍襲来:アルスラーン戦記11』
『暗黒神殿:アルスラーン戦記12』
『蛇王再臨:アルスラーン戦記13』
『天鳴地動:アルスラーン戦記14』
『戦旗不倒:アルスラーン戦記15』
『天涯無限:アルスラーン戦記16』






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