【文庫本】田中芳樹(2018)『天鳴地動:アルスラーン戦記14』光文社


※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。

作品情報

著者:田中芳樹
発行年月日:2018年7月20日
出版社:光文社
シンドゥラ国王・ラジェンドラは、パルスが放棄した要衝ペシャワール城を占領する。そこへ攻め入ろうとするチュルク軍だったが、両軍を空から悪鬼の群れが襲う!魔軍を率いる狂戦士イルテリシュの狙いは?さらに、国土再建に邁進するアルスラーンたちにも、魔軍の凶悪な牙が迫りつつあった。蛇王ザッハーク完全復活の時が近づく緊迫のシリーズ第十四弾! (Amazon.com より引用)


感想

★★★☆☆
図書館本

ナルサスは「蛇王ザッハーク自身を殺せば、魔軍自体、消失する」と言い切るけど……
そんな根拠、一体どこにあるの?
英雄王カイ・ホスローは蛇王ザッハークを封印しただけで、殺したわけじゃないよね?
なのになぜナルサスがそんなこと知ってるんだ???
納得いかないなー。

まあそれはさておき……
ヒルメスとフィトナが決別したのがショックです( ;∀;)
この二人なら、いずれミスル国をパルス国と並ぶ強国に押し上げられただろうに。
つくづく運のないお人だ。
その分、聡明なサリーマを味方につけた(?)シンドゥラ国のラジェンドラ王が何かやってくれそうな予感がするので期待したいな。

ザラーヴァントに続いて、今巻ではトゥース、グラーゼ、ジムサが命を落としてしまいました。
悲しいけど、ダリューンが大将軍になったのは胸アツ!


↓「アルスラーン戦記」シリーズ感想
『王都炎上:アルスラーン戦記1』
『王子二人:アルスラーン戦記2』
『落日悲歌:アルスラーン戦記3』
『汗血公路:アルスラーン戦記4』
『征馬孤影:アルスラーン戦記5』
『風塵乱舞:アルスラーン戦記6』
『王都奪還:アルスラーン戦記7』
『仮面兵団:アルスラーン戦記8』
『旌旗流転:アルスラーン戦記9』
『妖雲群行:アルスラーン戦記10』
『魔軍襲来:アルスラーン戦記11』
『暗黒神殿:アルスラーン戦記12』
『蛇王再臨:アルスラーン戦記13』
『天鳴地動:アルスラーン戦記14』
『戦旗不倒:アルスラーン戦記15』
『天涯無限:アルスラーン戦記16』



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