【文庫本】三好昌子(2017)『京の縁結び 縁見屋の娘』宝島社



※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。

作品情報

著者:三好昌子
発行年月日:2017年3月18日
出版社:宝島社
「縁見屋の娘は祟りつき。男児を産まず二十六歳で死ぬ」――江戸時代、京で口入業を営む「縁見屋」の一人娘のお輪は、母、祖母、曾祖母がみな二十六歳で亡くなったという「悪縁」を知り、自らの行く末を案じる。謎めく修行者・帰燕は、秘術を用いて悪縁を祓えるというが……。縁見屋の歴史と四代にわたる呪縛、そして帰燕の正体。息を呑む真実がすべてを繫ぎ、やがて京全土を巻き込んでいく。 (Amazon.com より引用)




感想

★☆☆☆☆
図書館本

えっと…『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞した作品、だそうですが…

ミステリー?これが?

時代もののファンタジーじゃなくて?
ミステリー小説のつもりで読み始めたのに、天狗が出てきたり魂が実体を抜け出したりして、何じゃそらって感じ。
「男児を産まず二十六歳で死ぬ」という祟りも、誰かが毒を盛ったとかいうわけでもなく本当にただの祟りでガッカリ。

しかも謎解き(と言っていいのか?)に恋愛要素、親子の情、仇討ち…と、いろいろ詰め込みすぎだし、途中から登場人物増えすぎて誰が誰だか分からなくなったし(これは私がちゃんと読んでないからかもしれないけど)。
ファンタジー小説として読んでもつまらなかったです。


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