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天才たちのレスバ合戦が面白すぎた――彩図社文芸部編『文豪たちの悪口本』

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今だったらXでレスバする感覚でしょうか? 好きな作家がしょうもないことでバトルする姿…。 うーん、見たいような見たくないような。 文豪と呼ばれる大作家たちは、悪口を言うとき、どんな言葉を使ったのだろうか。 そんな疑問からできたのが、本書『文豪たちの悪口本』です。 選んだ悪口は、文豪同士の喧嘩や家族へのあてつけ、世間への愚痴など。随筆、日記、手紙、友人や家族の証言から、文豪たちの人となりがわかるような文章やフレーズを選びました。これらを作家ごとに分類し、計8章にわたって紹介していきます。 川端康成に「刺す」と恨み言を残した太宰治、周囲の人に手当たりしだいからんでいた中原中也、女性をめぐって絶交した谷崎潤一郎と佐藤春夫など、文豪たちの印象的な悪口エピソードを紹介しています。 文豪たちにも人間らしい一面があるんだと感じていただけたら、うれしく思います。 ( Amazon.com より引用) 作品情報 『文豪たちの悪口本』 編者:彩図社文芸部 発行年月日:2019年6月21日 出版社:彩図社

【文庫本】永江朗編(2021)『文豪と感染症 100年前のスペイン風邪はどう書かれたのか』朝日新聞出版

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 編著:永江朗、芥川龍之介、秋田雨雀、与謝野晶子、斎藤茂吉、永井荷風、志賀直哉、谷崎潤一郎、菊池寛、宮本百合子、佐々木邦、岸田國士 発行年月日:2021年8月30日 出版社:朝日新聞出版 100年前に日本を襲ったスペイン風邪は感染者数2千万人以上、死者は45万人とも言われる。芥川・与謝野晶子・荷風・志賀直哉・谷崎…新型コロナの出口が見えない今、あらためて文豪たちが描いた現実から学ぶものがあるのではないか。文庫オリジナル・文学アンソロジー。【解説】岩田健太郎 ( Amazon.com より引用)

【単行本】新井素子他(2018)『謎々 将棋・囲碁』角川春樹事務所

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:新井素子、葉真中顕、宮内悠介、深見黎一郎、千澤のり子、瀬名秀明 発行年月日:2018年2月18日 出版社:角川春樹事務所 将棋・囲碁をテーマに描いた6つの謎。ミステリー・SF界の精鋭が集う、贅沢なアンソロジー。どれもダントツの面白さ太鼓判!この謎、解けますか? ( Amazon.com より引用)

【文庫本】小学館文庫編集部編(2021)『超短編!大どんでん返し』小学館

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 編者:小学館文庫編集部 発行年月日:2021年2月10日 出版社:小学館 2000字で世界が反転する!驚愕の30編。アイドルの握手会に参加したファン、テレビ番組でパンダと対決することになった肉体派タレント、完璧な密室を作り上げた推理小説作家――人々を待つ運命とは?2000字、原稿用紙5枚分の“超”短編小説で、“大どんでん返し”に挑む。小説誌「STORY BOX」の人気企画をオリジナル文庫化。ミステリー、ホラーから歴史小説まで、多彩な30編!【執筆者】青崎有吾、青柳碧人、乾 くるみ、井上真偽、上田早夕里、大山誠一郎、乙一、恩田 陸、伽古屋圭市、門井慶喜、北村 薫、呉 勝浩、下村敦史、翔田 寛、白井智之、曽根圭介、蘇部健一、日明 恩、田丸雅智、辻 真先、長岡弘樹、夏川草介、西澤保彦、似鳥 鶏、法月綸太郎、葉真中 顕、東川篤哉、深緑野分、柳 広司、米澤穂信(五十音順・敬称略) ( Amazon.com より引用)

【文庫本】菊池仁編(2020)『朝日文庫時代小説アンソロジー:江戸旨いもの尽くし』朝日新聞出版

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 編著:菊池仁 著者:今井絵美子、宇江佐真理、梶よう子、北原亞以子、坂井希久子、平岩弓枝、村上元三 発行年月日:2020年10月30日 出版社:朝日新聞出版 将軍家の御膳所で働く宗十郎は過ちを叱責した上役を逆恨みする「御膳所御台所」、大好物の鮓をもらった飯炊きの作兵衛は、我慢できず一つ食べ…「こはだの鮓」、江戸の味に馴染めない新妻のために居酒屋ぜんやのお妙が出した絶品料理「六花」など、心温まる傑作料理短編集。 ( Amazon.com より引用)

【文庫本】彩図社文芸部編(2020)『文豪たちが書いた怪談』彩図社

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※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 編纂:彩図社文芸部 発行年月日:2020年8月7日 出版社:彩図社 本書には、12人の名だたる文豪たちによる怪談が13作品収録されています。例えば、女優の体に人面の腫物が現れるという奇怪な映画を扱った『人面疽』(谷崎潤一郎)や、幻想的な筆致で人間の狂気を描いた『沼』(芥川龍之介)、グロテスクな食人嗜好小説『悪魔の舌』(村山槐多)、鏡の世界に囚われた男の物語を独特の文体で綴る『鏡地獄』(江戸川乱歩)……など、どれも違った「怖さ」が迫ってくる作品です。文豪たちが誘う、美しくも恐ろしい小説世界をご堪能いただければ、編者にとってこれに勝る喜びはありません。 ( Amazon.com より引用)