【単行本】麻耶雄嵩(2013)『貴族探偵対女探偵』集英社
※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。
作品情報
著者:麻耶雄嵩発行年月日:2013年10月30日
出版社:集英社
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感想
★★★☆☆図書館本
『貴族探偵』の続編。
ドラマを見ていたときも感じたことですが、貴族探偵が全く推理しないもんだから、女探偵が主人公状態ですね(笑)
収録作品5編とも面白かったです。
女探偵が推理を外しまくり、それを使用人が覆し、貴族探偵が解決(?)……という流れはドラマで見ていた通り。
何が何でも貴族探偵を犯人にしたい女探偵に呆れ半分笑い半分でした。
「幣もとりあへず」は、やられたー!って感じ。
確かに……地の文で嘘はついてないもんね。前作と同じ手にまた引っかかってしまいました(^^;)
そして「なほあまりまる」では、ポンコツ推理を披露し続けた女探偵がついに雪辱を果たしたか……!
と思わせて、それすら貴族探偵の意のままだったというオチが鮮やかでした。
女探偵、頑張れーーー!!!
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