【文庫本】永井路子(1986)『この世をば(上)』新潮社
この世をば〈上〉 (新潮文庫) ※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。 作品情報 著者:永井路子 発行年月日:1986年9月25日 出版社:新潮社 藤原兼家の三男坊に生まれた道長は、才気溢れる長兄道隆、野心家の次兄道兼の影に隠れ、平凡で目立たぬ存在であった。しかし姉詮子の後押しで左大臣の娘倫子と結婚して以来運が開け、いつしか政権への道を走り始める―。時代の寵児藤原道長の生涯を通し、表面は華やかな王朝の、裏に潜む様々な葛藤と、“王朝カンパニー”とも言うべき素顔の平安朝をあざやかに照らし出した力作長編。 ( Amazon.com より引用)