【単行本】雨穴(2021)『変な家』飛鳥新社


※当ブログの記事は全てネタバレ前提で書いていますのでご注意ください。

作品情報

著者:雨穴
発行年月日:2021年7月27日
出版社:飛鳥新社
YouTubeでなんと1000万回以上再生!あの「【不動産ミステリー】変な家」にはさらなる続きがあった!!謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋——間取りの謎をたどった先に見た、「事実」とは!?知人が購入を検討している都内の中古一軒家。開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。間取りの謎をたどった先に見たものとは……。不可解な間取りの真相は!?突如消えた「元住人」は一体何者!?本書で全ての謎が解き明かされる! (Amazon.com より引用)


感想

★★☆☆☆
図書館本

ある日、ツイッターのTL に「差出人不明の仕送り」という読み物が流れてきまして。
これが結構面白かったのでついつい他の記事も読んでいたときに知ったのが、この「変な家」という作品。

上記作品と同じ、雨穴というライターさんの作品で、「オモコロ」というWebメディアに掲載されています。

YouTube版もありますよ~


不思議な間取りの家の謎を解き明かすというストーリーで、本書の第一章がWebに掲載されている内容に当たります。
Web作品の続編が書籍化されたというわけですね。

ただなあ……

Web版を読んだときは、設計士の憶測に「んなアホな」とツッコみながらも、家の近くでバラバラ遺体が見つかったという結末になんとなく気味の悪さを感じて楽しむことができたのですが、書籍版は本当にこの憶測がいつの間にか事実となってストーリーが展開していくもんだから、読み進めていくうちにげんなり。

だいたいなぜ売りに出された家なのに、部屋の用途が分かるんだ( ̄▽ ̄)
台所、浴室等はともかく、他の部屋が寝室、子供部屋かどうかなんて分からんだろ。
ベッド置いたまま売りに出したの?前住人のベッドなんか要らんわい(;^ω^)

で、変な家の背景にあったのが旧家の因習というのも、現実味がなくてなんだかなーって感じ。
書籍化のために、Webで完結した作品に無理に続きを作ったようにしか思えず、第二章以降はどうも蛇足感が否めなかったです。


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